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原点

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原点

今日は、私スタッフミキが美容師になるきっかけの話。

梅雨入りしましたが過ごしやすい日が続きますね。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、常連のお客様がご来店されました。

それはそれはとてもとてもうれしいご来店で、

私もお客様もお仕事をさせていただきながら2人で泣いたほど。

その数週間前、私はそのお客様のお見舞いに病院に行ってきました。

アレンジメント

命にかかわる病気ではありませんが、とても珍しい大変なご病気に罹られたとのこと、

しばらく入院するからと、いつもより短めにカットをされたのが2カ月前のことでした。

病状が安定してきたとのことで、メールをいただきお見舞いへ。

その病気は、命はとられないにしても女性としてとてもとても悲しい症状があらわれる病気でした。

大切にされてきた髪がごっそり抜けてしまうのです。

お客様は、病院のベットの上で女性が髪を失う辛さを私に教えてくださいました。

当然のようにあるのが当たり前の髪。

当たり前のようにお客様の髪に触らせていただいてお仕事をさせていただく。

それが、ぜんぜん当たり前なんかじゃないんだってこと。

お見舞いの帰り道、私が幼少期のころの母の姿を思い出していました。

私は、子供のころよくお店で遊んでいて

お客様から遊んでもらったり母の仕事をする姿をながめていました。

頭に大きなやけどの跡があるお客様がよく来てくださっていました。

そこからはもう髪が生えてきません。

でも、母が器用に逆毛を立てたりすき毛を使ってセットするとあったはずのやけどの跡がなくなるのです。

お客様がうれしそうに合わせ鏡をして帰っていかれるお姿。

『お母さん、手品したみたいだなぁ』と、子供心に思ったこと。

そんなことを思い出していたのです。

私が美容師になろうと思ったのは、華やかな表舞台に立つようなお仕事ではなく、

お客様の裏方でその方の人生を輝かせるようなお仕事がしたいと思ったから。

これが私が美容師になろうと思った原点です。

お客様のお見舞いから数週間後、「退院が決まったよ!退院の日に行くから!」

と、退院当日のご来店。

前よりは寂しくなった髪だけれど、毛根ちゃんがんばってますよ!と、笑ったり泣いたり(笑)

こんなにうれしい日はなかった。

原点、思い出せよ!ってことだったんでしょうね。

日々、大切に。

当たり前は当たり前なんかじゃない。

髪に触らせていただける喜び。

人生のうれしいときも、悲しいときも、辛いときも、選んでもらえる美容師でありたいです。

新潟のボディジュエリーは 美容師が施術する しず美容室

                                     スタッフミキ

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